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不育症(妊娠後反復流産)

不育症: recurrent pregnancy loss って何?

不育症とは、妊娠はするが、流産や死産を繰り返して、なかなか赤ちゃんに恵まれないことです。3回以上連続して流産を繰り返す、習慣性流産とほぼ同じ意味です。最近、アメリカの生殖医学会は2回以上の妊娠ロス(failed pregnancy)を 不育症:recurrent pregnancy lossと定義しています。(日本の定義では生化学的妊娠は流産回数に含まないことになってます。)

頻度はどれくらいあるの?

習慣性流産は約1%位。反復流産の頻度は5%位と言われている。普通でも自然に15%~17%は流産になりますので、単純にこれを2回繰り返すのは2.25%、3回繰り繰り返す頻度は0.375%となります。つまり、普通でも3回繰り返すことはあるにはあるが高い確率ではありません。したがって米国では2回流産を繰り返すと原因精査の対象にされることもあります。

原因・リスク因子

原因と考える疾患やリスクが単独であっても、絶対妊娠しないわけではなく、複数の因子が関連・影響し、不育症になることがあるので、原因という言葉は使うことが少なくなってます。次にリスク因子となりうる疾患を示す。(報告例であって、不育症の真のリスク因子になるかどうか更なるエビデンスの蓄積が必要と思われるものも含まれます。)

1. 抗リン脂質抗体症候群
2. 子宮形態異常(子宮奇形など)
3. 夫婦染色体異常(均衡型相互転座・Robertson 転)
4. 内分泌代謝異常(甲状腺機能異常・耐糖能異常・糖尿病、高プロラクチン血症)
5. 血液凝固能異常
① 1)凝固第ⅩⅡ因子欠乏症
② 2)プロテインC欠乏症
③ 3)プロテインS欠乏症
④ 4)その他(プロトロンビン遺伝子変異等)
6. 精神・心理的因子
7. 男性因子(精子DNA断片化)
8. その他(感染症、同種免疫異常、多嚢胞性卵巣症候群)
注 マイコプラスマ・リステリア・トキソプラスマ・ウレアプラズマの反復感染のエビデンスははっきりしない。

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